基本情報技術者は独学で受かる?挫折を繰り返した私が3ヶ月で合格した勉強法
皆さんこんにちは、はちまるです。
基本情報技術者試験、勉強を始めては挫折して…を繰り返していませんか。私自身、ITパスポート試験に合格したあと基本情報技術者試験の勉強を始めたものの、何度も手が止まり、気づけば受験を先延ばしにし続けていました。一度は、勉強が間に合わないまま試験当日を迎え、欠席してしまったこともあります。
そんな私ですが、初受験で科目A685点・科目B770点(合格ラインはどちらも1000点満点中600点)を取ることができました。しかも、勉強を始めたり止めたりした1年以上の間に机に向かった時間を全部合計しても、科目Aが約19時間、科目Bが約3時間10分ほどしかありません。
もちろん、これはITパスポート試験にすでに合格していたことと、大学で情報系の授業を受けていたことが下地にあっての時間数です。ゼロから同じ時間で受かるとは言い切れませんが、それでも「毎日みっちり机に向かわないと受からない」というわけではないと感じています。
この記事では、何度も挫折した私が短い勉強時間で合格ラインを超えられた勉強法と使用教材を、科目A・科目Bそれぞれについて具体的にお伝えします。
今回の記事がおすすめな人
- 基本情報技術者試験の勉強を始めては挫折してしまっている人
- 参考書だけでの独学に不安がある人
- 科目A・科目Bをそれぞれ何で対策すればいいか知りたい人
目次
- 基本情報技術者試験とは
- 【科目A】使った教材と勉強法
- 【科目B】使った教材と勉強法
- 何度も挫折した私の勉強時間の内訳
- 補足:基本情報技術者試験の概要
- まとめ
基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験は、ITを活用したサービスやシステムを作る人材に必要な基礎知識・技能を問う国家試験です。ITパスポート試験より一段階難易度が上がるため、私のように一度は挫折を経験する人も少なくないと思います。
試験は科目Aと科目Bの2つに分かれています。科目Aはテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から60問、科目Bはアルゴリズムとプログラミング(擬似言語)・情報セキュリティから20問が出題されます。どちらも1000点満点中600点以上が合格ラインです。
試験制度の詳しい定義(対象者像・業務と役割・期待する技術水準)は、本題からは少しそれるため、記事の後半「補足」にまとめました。制度の細かい説明より先に、実際にやったことを知りたい人はこのまま読み進めてくださいね。
【科目A】使った教材と勉強法
科目Aで使用したのは以下の3つです。
- 令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
- 【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん
- 基本情報技術者試験過去問道場
令和08年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
タイトルにもある「イメージ&クレバー方式」が特徴の参考書です。各回の最初に出てくる知識を可愛らしいイラストで解説してくれる「イメージでつかむ」と、「〇〇とくれば〇〇」という形で試験に出るポイントを覚える「”くれば”で覚える」の2つを組み合わせた構成になっています。
資格の参考書は中身をしっかり解説してくれる分、「そういえばどんな用語があったっけ?」となりがちです。「”くれば”で覚える」は、そこを補ってくれる形式で非常に助かりました。イラストも可愛らしく、資格勉強のハードルを下げてくれる1冊です。
【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん
【基本情報技術者試験YouTuber】すーさんは、各分野の知識を1本あたり15分ほどにまとめてくれているYouTubeチャンネルです。
おすすめポイントは解説のわかりやすさです。たとえば2進数の解説では、先に10進数の例を出してから説明してくれるなど、初めての人でも無理なく理解できる構成になっています。1本の動画が短いので取り掛かるハードルが低く、移動時間にも勉強できるのが良い点です。
基本情報技術者試験過去問道場
基本情報技術者試験過去問道場は、過去問2960問に無料で取り組めるサイトです。試験回や分野ごとに問題を出題できるため、自分が学習したい範囲をとことん学習できます。
科目Aの勉強の進め方
科目Aは、次の流れで進めました。
- YouTubeの動画でインプットする
- 過去問道場でひたすらアウトプットする
- わからなかった部分を参考書で振り返る
- 2〜3を繰り返す
未経験のまま最初から過去問だけに取り組むと、わからない部分が多くて挫折しやすいと思います。だからこそ、インプットをしっかりしたうえでアウトプットする順番を意識しました。
【科目B】使った教材と勉強法
科目Bでは以下の教材を使用しました。
疑似言語
- 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版
情報セキュリティ
- 【基本情報技術者試験YouTuber】すーさん
情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版
タイトルの通り、科目Bに特化した参考書です。特におすすめしたいのは擬似言語の部分です。
擬似言語は基本情報技術者試験だけに出てくるプログラミング言語で、他の言語に似ている部分もありますが、初めて見る人は戸惑うことも多いと思います。だからこそ、擬似言語はすべての人に対策してほしい分野です。この参考書は文法の解説はもちろん、問題を解くために欠かせない「トレース」を丁寧に練習できる構成になっています。
科目Bの勉強の進め方
疑似言語は最初から参考書を進め、情報セキュリティはYouTubeの動画でインプットした後に参考書に取り組みました。疑似言語の分野も文法やトレースのやり方が丁寧に解説されているので、こちらもインプットをしっかりした上でアウトプットを行うことができます。
何度も挫折した私の勉強時間の内訳
正直に言うと、私は基本情報技術者試験の勉強を何度も中断してきました。参考書を買ったものの手が止まり、気づけば数ヶ月放置していたこともあります。冒頭で触れた「試験当日の欠席」も、こうして立て直しては挫折する中で起きた出来事です。
実際には、この試験の勉強には2回挫折しており、机に向かった時間を思い出せる範囲で記録として残しておきます。ただ、本腰を入れて勉強したのは今年3月~5月のため、実際の勉強期間としては、タイトルにある通り3ヶ月でイメージしてもらえると良いかと思います。
| 時期 | 科目A | 科目B |
| 約1年前の4〜5月(1回目の挫折) | 計3時間ほど | ― |
| 11月・1月(2回目の挫折) | 計3.5時間ほど | 1月に40分ほど |
| 今年3〜5月(本格的な勉強) | 12.5時間ほど(過去問道場・動画視聴・参考書の合計) | 2.5時間ほど(参考書と動画視聴の合計) |
| 合計 | 約19時間 | 約3時間10分 |
こうして数字にしてみると、自分でも驚くほど少ない時間です。1年以上前から3回も挫折しているのに、実際に手を動かした時間を全部足しても1日にすら満たない、というのが正直なところです。
ただし、この時間数には下地があります。私はこの試験の前にITパスポート試験にすでに合格しており、大学でもプログラミングの基礎的な授業は受けていました。つまり、まったくのゼロからこの時間数で合格ラインに届いたわけではありません。この点は誤解のないよう、正直にお伝えしておきます。
それでも、この時間で合格ラインを大きく超えられた理由は、上で紹介した「インプットしてからアウトプットする」という順番を徹底したことが大きいと思っています。過去問だけを繰り返して分からない問題に何度もつまずくと、それだけでやる気が削がれてしまいます。先に動画や参考書で全体像をつかんでから問題に取り組むようにしたことで、限られた時間でも挫折しにくくなりました。
また、YouTubeや過去問道場のように、無料かつ短時間で取り組めるものを勉強のメインに据えたことで、「今日はこれだけやろう」というハードルを下げられたのも、少ない時間でも続けられた理由だと思います。
補足:基本情報技術者試験の概要
ここからは、試験制度そのものについての補足です。すでに触れた「対象者像」「業務と役割」「期待する技術水準」を、公式の定義に沿って紹介します。
1.対象者像
ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
2.業務と役割
上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。
- 組織及び社会の課題に対する、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義に参加する。
- システムの設計・開発、汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、利用者にとって価値の高いシステムを構築する。
- サービスの安定的な運用の実現に貢献する。
3.期待する技術水準
ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義、設計・開発・運用に関し、担当する活動に応じて次の知識・技能が要求される。
- IT全般に関する基本的な事項を理解し、担当する活動に活用できる。
- 上位者の指導の下に、IT戦略に関する予測・分析・評価に参加できる。
- 上位者の指導の下に、システム又はサービスの提案活動に参加できる。
- 上位者の指導の下に、システムの企画・要件定義に参加できる。
- 上位者の指導の下に、情報セキュリティの確保を考慮して、システムの設計・開発・運用ができる。
- 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。
- 上位者の方針を理解し、自らプログラムを作成できる。
試験形式は科目A・科目Bで異なり、科目Aは90分で60問(多肢選択式)、科目Bは100分で20問(多肢選択式)です。両方とも1000点満点中600点以上の獲得が合格条件のため、バランスよく対策する必要があります。
まとめ
今回は、何度も挫折しそうになった私が、限られた勉強時間でも基本情報技術者試験に合格できた方法をまとめました。科目A・科目Bともに、インプットを大切にしたうえでアウトプットする勉強法が、挫折しにくさにつながったと感じています。
この記事が、皆さんの資格勉強のお役に立てば幸いです。皆さんの基本情報技術者試験合格を心より応援しています。

